チーズのテイスティング方法ってどうしたらいいの?五感を使って楽しもう

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チーズプレート チーズの美味しい食べ方

ナチュラルチーズは同じ銘柄のチーズを食べても、全く同じ味ではないんです。

熟成の度合などによって、日々味が変化しているんですね。そこがチーズの面白い所。

同じチーズでも、前食べた時より味が濃く感じたことないですか?見た目が変わって見えたこと、ないですか?

そんな経験を記憶に残す(テイスティングする)ことで、自分の好みの熟成度合を見つけることができるんです。

さらに店頭に並ぶチーズを見てその状態を確認できたり、今日の気分に合わせてチーズをチョイスできるようになります。

なんか、幸せを感じませんか?

それが、チーズテイスティングの魅力です。

 

チーズを観察し五感をフルに使って味わうことで、そのチーズを理解して評価することができます。

手順を追って言葉にできれば、その味はさらに鮮明に記憶に残ります。

チーズのテイスティング方法を身につけて、お気に入りのチーズを見つけてください。

チーズを楽しむためのテイスティング方法

テイスティングと言うと、いわゆる試食。

チーズのテイスティングはチーズを味わうことでその出来を確かめ、特徴を言葉で表して人に伝えたり、コミュニケーションを取ることが主な目的です。

テイスティングが終わった後は、ワイングラスを傾けながら会話を楽しんでくださいね。

チーズテイスティングの準備

まずは、テイスティングをする環境を整えていきましょう。

五感をフルに使ってチーズを味わうには、十分な自然光とにおいのない環境が必要です。

チーズの外観をしっかり確かめられるように、自然光を利用してください。

 

テイスティング前は、食事や飲み物に気を付けます。舌に残るような強い食べ物や飲み物を避けることがベストですね。

また、ガムや歯磨き粉などの影響も受けないように、自然な状態の口の中を保ってくださいね。

複数のチーズをテイスティングする時は、間に水を飲んだりプレーンなパンを口にするなどして口の中をリセットします。

チーズのテイスティング実践

チーズプレート

チーズプロフェッショナル協会で行われている手順に沿って、ご紹介してまいります。

チーズの専門家やセミナーなどでも使われている手順ですよ。

1.外観をチェック

まずは見た目を表現します。

【表皮の状態を観察】

表皮のあるものは、色・厚さ・カビの状態など質感をチェックします。

 

【カット後の断面の観察】

カットした断面の色、チーズアイ(気孔)があるかや、質感などをチェックします。

フレッシュチーズなどは色、組織の状態をチェックします。

 

たくさんのチーズを観察していくことで、熟成度合などが考察できるようになりますよ。

写真に収めるだけでなく、しっかりと言葉にして記憶に残しましょう。

2.テクスチャー(組織)をチェック

手で触ったり、実際に口に入れて噛むことで得られる感覚を表現します。

【触感をチェック】

指先での感覚、フォークやナイフを入れたときの感覚などで、弾力性や組織の状態をチェックします。

ハードタイプのチーズは、手で折るなどして硬さや弾力をチェックします。

 

【食感をチェック】

舌触り、歯ごたえ、溶け具合、粘性、口の中での広がり方などをチェックします。

3.風味をチェック

チーズを味わったときに感じる香りと味わい、余韻を表現します。

【香りをチェック】

チーズ自体を匂ってみて感じる香り、口に入れたとき、鼻から抜ける香りなどをチェックします。

 

【味をチェック】

口に入れたときに感じる、甘・塩・酸・苦・旨の五味、渋み・えぐみ・収れんみ・辛味の刺激を感じるかをチェックします。

食べた後の余韻の長さもチェックしてくださいね。

チーズの資格チーズプロフェッショナル

今までのテイスティングは、チーズを家庭で楽しむための最高の方法です。

さらにその知識を深めていくと、チーズのソムリエのような「チーズプロフェッショナル」を目指すこともできます。

「チーズプロフェッショナル」とは、「NPO法人チーズプロフェッショナル協会」が認定する呼称資格で、現在では3,000名以上のチーズのプロが活躍しています。

チーズのソムリエ「チーズプロフェッショナル」って?

チーズプロフェッショナルの資格認定要件は、チーズの十分な知識と理解があり、適切な説明ができ、取り扱いができることです。

チーズに関して基本的なことを十分に理解し、チーズについてお客様に丁寧に適切な説明が出来、経験に基づいて理にかなったチーズの取り扱いが出来ること

抜粋:NPO法人チーズプロフェッショナル協会

 

資格試験は年に1回、1次試験「筆記試験:チーズの知識」、2次試験「テイスティング・論述問題」の2回に分けて行われます。

合格率は30%程度と、結構難易度が高いです。

それもそのはず、試験ではマークシートではなく、ほとんどが記述式。

テイスティングでの表現方法も、ただ味をひょうげんするだけでなく、その風味や味わいはどのような製法によって得られたものなのか、など高い知識が必要になります。

幅広い知識と、テイスティングの経験が合格のカギですね。

 

チーズソムリエ資格取得講座もオンラインで受講できるので、チーズの知識をより深めたい、仕事に活かしたい場合は、受講してみるのも面白いですね。



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